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自宅サロンの落とし穴

先日のことですが、夜の21時頃に
突然スタッフから電話がありました。

長年の経験上、
夜の電話は嫌な予感しかしないのです。

『体調不良で数日出勤できない』

もしくは、

『店辞めたい』

のどちらか。

どっちにしても
あまり良い電話ではないので、

ドキドキしながら電話に出たところ

開口一番、

『今美容院行ってきたんですけど、
ちょっと話聞いてください〜』

とのこと。

『辞めるんちゃうんかーい』

と、めちゃくちゃホッとしつつ、
どういうことか聞いてみると、

今日の夕方、
男性が1人で営業している美容院に行ったそう。

接客も施術も丁寧で、途中までは良い感じだった。

でも、突然女性が
ヨチヨチ歩きの子供を連れて入ってきた。

どうやらその女性は美容師さんの奥さんで、
子供は2人の子供。

挨拶もなく、急にその女性も施術に加わった

子供は周辺を動き回り、
近くにも寄ってくるので落ち着かない。

さっきまで1人サロンで、
ゆったりとした時間を過ごしていたのに、

突然家庭の中に放り込まれたみたいで、
せっかくの美容の時間を台無しにされた。

とのこと。

それで、うちのスタッフは、
まだまだ施術の時間があるのに、
ずっと我慢しているのは無理と感じて、

この状況を、何とかして欲しいと言ったそう。

そうすると、その美容師さんいわく、

『夕方の最後の予約枠は子供も帰ってくるので、
早く終わらせるために嫁に手伝ってもらってるんです』

とのこと。

私、思わず

『そんなもん、知らんがな。』

(相変わらず口が悪い。テヘ笑)

と言ってしまいました。

うちのスタッフは、いつも子育てと仕事に追われ
忙しい毎日を過ごしています。
(双子ちゃんのママなんですよん)

だからこそ、優雅な時間を過ごしたくて
1人サロンを予約したのです。

それなのに、急に家族が集合して、
突然子供がその空間の中心になり、

早く終わらせて帰りたいからと
何の前触れもなく突然2人体制で施術。

そんなに早く帰りたいなら、
自分の店なのだから、営業時間を短くすれば良い話です。

その美容師さん、うちのスタッフからの意見を聞いて、

最初は軽く逆ギレしてたのか
数分間ダンマリだったそうですが、

『最初はすごいこと言う人だなと思ったけど、
よく考えたらお客様のおっしゃる通りですね。』

と非を認められたそう。

子供と奥さんを帰らせてくれ、
サロンは優雅な空間に戻り、1対1で施術してもらえたそうです。

『わかってもらえたら良い』

ってことで、
スタッフは次もそのサロンに行くそうです。

優しい!!

私だったら心の中で腹立てるけど、
何も言わずに二度と行かないかも笑

実際には、私のように何も言わずに黙って帰って
2度と予約しない人の方が多いのではないでしょうか?

そして、周りに言いふらす笑

悪い噂は良い噂より速いスピードで広まります。

きっとこの美容師さん、これまでも
そのせいで何人も失客してると思います。

だって、夕方に予約する人って、
仕事で疲れて来てる人が多いはずなのに、

やっとゆっくりできると思ったら、
周りで子供がギャーギャー騒ぎ出し、
それを親が止めず、


挙げ句の果てには『早く帰りたいから』
と突然知らない人が自分の頭を触り出す。

あり得ないですよね。

でも、これって人のことだから
『有り得ない』って思うけど、

自宅サロンの場合、気をつけないと
自分もそうなっちゃう可能性ありますよね。

以前私が行ったネイルサロンでは、
小型犬を飼ってらして、

ワンちゃんが足元をウロつくわ、
ウン○はするわ、
膝の上に乗ってこようとするわ
(ストッキング引っかかないかソワソワした)

大の犬好きの私でも、
『このサロンには2度と来ない』と思いました。

子供にしても、犬にしても、
もちろん可愛いですが、

それとこれとは別の話です。

私たちネイリストも忘れないようにしようね!
とその電話は締めくくられました。

自宅サロンを開業される方は
特にそこの感覚が麻痺してしまいやすいです。

そこの線引きを決して
間違えないように気をつけましょう!

プライベートサロンの

『プライベート』という言葉は、

【お客様に感じてもらうこと】

であって、
自分のためのものではないのです。

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プレシャスネイリスト 浴町美生

えきまち みおのアバター えきまち みお プレシャスネイリスト養成講師

会社員時代、
「好きなことを仕事にしたい!」
「自由に働いてもっと稼ぎたい!」
と思い立ち、ネイルスクール卒業後サロン開業。

現在は自身の経験を活かし
ネイルサロンオーナーという仕事を通じて、
<時間の自由>と<お金の自由>を
同時に手に入れられる
プレシャスな生き方をサポートしています。

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